2003年の夏、ドイツへ旅行した時に訪れた街、ローテンブルグ。
中世の城郭都市の姿をそのままに残しているこの街は、ロマンチック
街道とよばれる観光ルートの南に位置している。
町の中心マルクト広場に近いところに泊まり、街中を散策する。町全体
が城壁にぐるりと囲まれている。その城壁の上には人が歩ける道があ
って、家並みを一眺することができる。
夜9時ぐらいまでは、明るかったので、マルクト広場に面した石段に座
ってスケッチを楽しんだ。地元に住む日本人の画家に声をかけられ、
彼のアトリエを見せてもらったのも、懐かしい思い出の一つだ。

城内へと続くブルク門の眺めを描いてみた。



      2003年制作  63×76cm  
ファブリアーノ水彩紙  鉛筆  透明水彩

塔のある街(ドイツ・ローテンブルグ)