リーヴァの湖畔にある美術館前の橋の風景。
橋の上では、先ほどから若者たちが何やら話しているようで、賑やかな声が
ここまで聞こえてくる。通りにある植え込みの柵の前からスケッチして、その
場で色もつけて仕上げた。右手は、小さな公園のような広場になっていて、
背の高い樹が鬱蒼と茂っているのが印象的であった。長い枝先が垂れ下が
るように落ちてきて橋に届くかのような勢いに見える。
午後の日差しを受けて逆光の中に見える橋と手前の水とがコントラストにな
っていて描きたくなった場所のひとつだ。
朝と昼、夕方近くとで光の様子に
応じて色合いが変化する。水辺のある風景は、いつ見ても惹きつけられる
ものがあるようだ。
   

2008.10.11.  F4  
 ダーマトグラフ  
   透明水彩


リーヴァの橋