ベルギーのブルージュに泊まった翌日、前日に見ておいた
べギン会修道院に朝からでかけた。ここの中庭の風情が
とても素晴らしく、朝方の光でもう一度見たいと思ったからだ。
期待通りに、人の姿もまばらで、中庭に無数に聳える木々の
緑と、建物の影に囲まれた静かな庭が、そこにあった。

あいにくと、教会の修復があるのか、工事が始まるところだっ
たが、それを背中にして一枚目は、入り口から入った辺りを
描いてみた。敷石と地面に映る影がとても素晴らしく、心を
穏やかにさせてくれる静かさの中で、しばし、時が立つのを
忘れて描いたのを思い出す。







11.may.2009.  Begijnhofにて
モロー水彩紙 粗目 185g
 F4  ペン  透明水彩 

べギン会修道院の庭