パリのセーヌ左岸、13区に「ヴィット・オ・カイユ」という
地区がある。
パリの中でも石畳の通りが残っているところは、少なく
なったようだが、ここには今でもそれが残っている。敷き
詰められた石畳はだいぶ古くなっていて、でこぼこして
いる。車にとっては、通りにくい道も、そこに住む人にと
っては昔の雰囲気を伝える貴重なものだろう。
古き良きパリの下町の様子を色濃く残しているようだが、
とにかくカフェやバールの数がやたらと多い。オカイユ地
区の中でも、少し中に入ったこの通りの店には、地元の
人の姿が多いように感じる。
昼食にと立ち寄ったBARの中から見える通りの眺めを描
いてみた。

以前描いたものと、同じところだが、これは、窓ガラスを
額縁に見立てて、通りの向こうの風景を描いたもの。





街角のBAR

28.APR 2010-15.JULY 2010
  SM ダーマートグラフ
  画用紙   透明水彩