同じビーチからのダイヤモンドヘッドの眺め。実際には、浜辺に海水浴を楽しむ人たちの
姿があったが、それはあえて描かないでおいた。百数十年以上も前のビーチの雰囲気は
こんな様子だったかと思う。
下書きをせずに、絵の具と筆で、山の稜線を描いて下に広げ、それがまだ濡れているうち
に浜辺の木々の緑を滲ませてみた。乾いてから、海を水平線からビーチへと塗り、同じよ
うにブルー系の色を滲ませる。波打ち際は、砂の色と波の色を重ねるように描き、砂浜の
濃い部分をダーマトで加筆し、最後に船を描き入れる。空は、稜線がはっきりするように、
その部分は白い雲にする。
椰子の木陰で描き始めて30分程で仕上げた1枚です。
フォート・デ・ルッシー・ビーチ2 (ワイキキ)
2008.5.4. F4 BBkent 175g
透明水彩 ダーマトグラフ