ドュルヴュイの街をくまなく歩きながら、終日スケッチを楽しんだ。
この日は、地元のケーブルテレビ(地方局)の取材が入っていて、
朝からそのスタッフが、この街にやってきていた。
何か、この地方に絵を描きに来る日本人の旅行客が珍しいのか、
それとも、ここベルギーでも「日本ブーム」とやらの影響があらわ
れているのか、その意図はよく知らない。
ツアーの計画を立てるときから、現地の観光業者を通じて取材の
申し込みがあったようだ。ベルギーでは、フランス語がよく使われ
ていて、インタビューの主も、フランス語できいてくる。添乗員で来
ていた若い女性を除いて、私たちの全員がフランス語は話せない。
英語を操る人が二人いたが、あとは、もっぱら日本語で受け答えを
することになる。クルーも後半諦めたのか日本語で、話してくれて
いいということになって、身振り手振りで答えることになった。
午前中いっぱい、絵を描いている様子を取材してから、昼食のビヤ
ーハウスまで付いてきて、其の様子を映していたが、帰国後、その
動画(ビデオ)が現地のテレビ局から放映されたという話を聞いた。
インターネットのサイトでも見ることができて、旅行の良い思いでに
なった。




08.may.2009.  
マーメイド 荒目
ペン  透明水彩

ドュルヴュイの街並2