ヴェネツィアでの3日目、午後から東の地区を巡りながらスケッチを楽しんだ。
迷路のように入り組んだ路地を歩きながら、幾度か橋を渡って行くと急に視界が
ひらけて、広場に出た。地図を見ると、どうやらサンタ・マリーナ広場のようだ。
歩き疲れていたので、広場のカフェで休むことにした。ちょうど前に露天商が
野菜や果物などの商いをしているのが目に付いた。いす席に座りながら、その
場から見える風景を絵にしてみることにした。緑色のテントの屋根と、買い物を
する女性の服が鮮やかなコントラストをしていて描きたくなったからだ。座って
描くと目線が低くなって、また、違ったものが見えてくるように感じた。



サンタ・マリーナ広場の露天商

2008.10.08.  F6   
ワットマン水彩紙
ペン  透明水彩