水彩画入門-1-

   
   「キミ子方式」に出会って!

    私が水彩画を始めたのは、今から17年ほど前のことです。

   小学校の教員をしていた私(現在は退職)は,低学年の子どもたちに, 授業で絵

 を教える事になりましたが,どうやって教えたらよいか悩んでいました。というのは,

 初めて絵の具を使う子どもたちに,どんな方法で教えたらよいか分からなかったから

 です。低学年を担当したのは,初めてではなかったのですが、それまで,クレヨンや色

 鉛筆・サインペンなどの用具に親しん
できた子どもたちが,絵の具と絵筆という道具

 を前にして,思うように使いこなせないでいることが多かったからです。


  そのころ,子どもたちと授業をしていて気がついたのは,つぎのようなことです。

  (1)下描きが思うように描けないので,絵に自身を持てないでいる子がいる。

  (2)下描きを上手に描ける子も,色塗り(彩色)をする段階で,滅茶苦茶にぬってし
     まい,「自分は絵がへただ」と感じていることが多い。

  (3)画用紙に小さくしか描けないので,いつも「大きく描きなさい」と注意されている
     が,なかなか大きくのびのびと描けない子がいる。        

  (4)指導する側の私自身,1〜3のことが当てはまって,的確な助言がしてあげられ
    ない。 授業では,「もっと,よく見て描くんだよ」「もっと,大きく描いてごらん」 
    「もっと,よく 考えて描いて」などと決まり文句を繰り返すだけで,何ら有効な
    指導法をしらなかったのです。

                 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  
  そんな時に出会ったのが、「キミ子方式」という絵を描く(教える)方法です。
 私が本屋で偶然にみつけた『たのしい授業』(仮説社 03-3204-1779)という雑誌に
「キミ子方式」のことが紹介されていました。                    
        


 「キミ子方式」とは

 
 「キミ子方式」は,今までの絵の描き方と違います。その描き方とは,

 @題材によって,描き始めの一点を決めます。

 A使う絵の具は,3原色(赤・青・黄色)と白の4つ。この色を混ぜて描き始めの一点の色を作ります。

 Bその一点から「植物だったら成長の順」「動物だったら毛の流れにそって」
「人が作ったモノは作っ

  ていく順番」に,となりとなりと下描きをせず,直接
絵の具で描き進めていきます。

 C描き進めて,絵が画用紙の中に入らなければ画用紙を足して大きく,逆に,画用紙に対して絵が

  小さかったら回りの余白を切って,絵に合わせます。画用紙に合わせて描くのではなく絵に合わせ

  て画用紙の大きさを変えるのです。                                           



  
そのほかにも,モデルは必ず本物のモデルを用意して描くので、想像して描くことは絶対ありません

 し,背景を描く事のないように色のついた画用紙をつかうこともあります

 このように,今まで絵を描いてきて失敗になるような要素をなくしていきます。  

                  (紹介のパンフレットより)

 誰でも楽しく絵が描ける

  この「キミ子方式」に出会ってから、子どもたちに絵を教える私の悩みも,少しずつ解決していきました。

 なによりも子どもたちの描く絵に「元気」が出てきました。喜んで絵を描き,描きあげた自分の絵を誇らし

 げに見せに来るようにもなりました。色作りの練習から始まって、空の絵・もやし・イカ・毛糸の帽子・カメ

 スイカ・マフラー・遊具で遊ぶ友達など,いろいろな絵をかけるようになりました。                      

  子どもたちに絵を教えながら,自分でも絵を描いてみたいと思うようになり、現在まで続けているといっ

 た具合です。                                  
      
 あなたも,「キミ子方式」で,絵を描いてみませんか。

  絵を描きたいと思っているけど、なかなかきっかけがない人,ほんとに描けるようになるだろうかと,

 二の足をふんでいる方に,是非おすすめです。だって,「キミ子方式」の絵の描き方は,誰でも楽しく絵が

 描ける方法だからです。
 〒153-0041 東京都目黒区駒場4−7−8 リバティハウス
               TEL 03−3467−3657 キミコ・プラン・ドゥ


   「キミ子方式公認ホームページ」 http://www.kimiko-method.com/index.html


★ → 「水彩画の入門-2-」のページへ

★ → 「水彩画の入門-3-」のページへ
    トップページ



★ → 「水彩画の入門-2-」のページへ

★ → 「水彩画の入門-3-」のページへ